先週と今週のモーニング | 砂上の賃貸

先週と今週のモーニング

何かすでに先々週と先週になってるのはまあ気にしない方向で。

2005 6/2発売 27号

バガボンドがエロい。別に今までも濡れ場シーンがなかったわけじゃないけど、今回のは今までの濡れ場シーンより気合いが入っている感じがした。何となくだけど、こういうのも表現の幅を広げるために描けるようにならなくてはならない、という意志で描かれているような感じ。別にそれが悪いというわけではなく。

島コー。卵投げられ→演説→みんな納得→島コーすげぇ!まあいつものこと。リアリティとか全く感じないけど読んでて笑えるからいいや。もう何というか伝統芸の領域に入りつつある。

カバチタレは今回のシリーズは相手の悪徳弁護士は見るからに相当手強い上に事務所の助けも得られなさそうで、なかなか面白そうな展開。たぶんどこかで行政書士試験に合格して個人的に戦うことになるんだろう。

夏子の崖ことオンサイトは今回も本格的にクライミング話。のぼり方の説明が事細かにしっかり描かれているのは個人的に好き。これくらい説明があると、クライミングというスポーツ自体が身近に感じられて面白い。ちょっとだけやってみたくなった。きつそうだけど。

誰も寝てはならぬで、助けてと叫んでいながら声をかけると大丈夫ですと言って帰る女の人、似たような人が前にうちの近所にもいた。夜中にアパートから叫び声あげて外に出て、何かと思って声をかけたら何でもありませんとか言って帰るの。あれは何かのプレイですか。


2005 6/9発売 28号

表紙は蒼天航路。これが最後の表紙かもしれないと思うとしみじみ。しかも今週は関羽の夢の中に桃園の誓いが出てきて関羽が微笑んでいるところがとてもたまらない。桃園の誓いをまさかここに来て出すとは思いもよらなかった。最初の構想でここまで温存していたということはさすがにないだろうけど、こういう演出は三国志好きにとっては胸を打つなあ。

久々登場の働きマンは、仕事の理想と現実のせめぎ合いの話。後編でどう落ち着くのかはわからないけど、前編の段階ではとりあえず面白い。どんな仕事でもこういう悩みはほんとあるよなあ。かといって理想が実現できる職場がそうそうあるわけじゃないし、結局商売だから需要との関係だし、と思わず考えてしまう。世の中難しいね。

ナースあおいに出てきたイネイブラーという言葉、これはまさにブラよろの斉藤くんな気も。皮肉だったりして。まあ、人を何とか助けたいという気持ちは一歩間違えると共依存の関係になってしまうから、ほんと難しい。自分自身も経験があるだけにその怖さはわかる。助けなんてものはあくまでほんのわずかなものであって、最終的には本人が自分でどうにかしようとしないと他人にはどうしようもない、と今は考えているけど。

神の雫で楽天使ってワイン検索してるんだけど、何か実際にこのマンガの影響で取り上げられたワインがよく売れているとか。すごいね、ワインブームってもう落ち着いたと思っていたんだけど、ワインが与える特別なイメージは今もなお強く有効なんだ。俺はこれ読んでも特別にワイン飲みたくはならないけどなあ。フランス料理は食べに行きたくなったけど。

ちばてつや賞のロータリーサイドは絵柄がなかなか濃くて好みは分かれそうだけど、俺はけっこう好き。キャラの動きとか構図に味があっていい感じ。ギャグも全体的に笑えた。