砂上の賃貸 -7ページ目

今週のモーニング

2005 4/28発売 22・23号
 
とりあえず、きたがわ翔の新連載、「刑事が一匹…」が始まったわけだが…。まあ、今回は評価保留ということで。今のところ心証は限りなく黒に近いですが。2ちゃんにもちょろっとツッコミどころを書き込んだりしたけれど、改めて読むと一番のポイントはラストの「証拠がほとんどないこのケース……どんなに真っ黒な奴でも吐かなかったら……吐かなかったら黒も白になっちまうんだ……!!」とかいう決めゼリフらしきものがこれっぽっちも決めゼリフになっていないところかなと。それって真っ白な奴でも吐いたら黒って言ってるのと同じだから。最後の表情アップもキメのつもりなのかもしれないけれど、しらけるだけ。ていうか何をポイントに読ませようとしているのかよくわからない。まあ再来週まで一応保留で。むしろ再来週いきなり載ってなかったら面白いんだけど。
 
沈黙の艦隊…じゃなかった、ジパングは潜水艦バトルが面白い。うーん、潜水艦描いてる方が生き生きとしているように見える。気のせいかもしれないけど。
 
はるか17はどこかで出るだろうと思っていた引き抜き話に。このマンガは基本的にベタな路線を進むことがほとんどだから、たぶん最終的に移籍しないんだろうけど、その予想を覆して、さようなら福原社長、となってファインプロ入りして欲しい。俺的にはその展開の方が絶対面白いんだけど、どうだろうなあ。
 
カバチタレはどうなることかと思ったけど、きっちりまとまった終わり方で、読んで少しホッとした。最後まで救いのない話にされてもつらいばかりだから。
 
神の雫は、実は主人公がワインを飲むと周囲の風景を塗り替えるスタンドが発動するっていうマンガなんですよ、知ってましたか。もしくは、ワインが蛇眼の代わりに1分間の夢を見せるってマンガ。それか、あれだ、アル中。幻覚症状。まあつまらない冗談はともかく、このマンガの見せ所はやっぱワインを飲んだ瞬間のトリップシーンですな。そのうち宇宙人とか出てきて欲しい。
 
読み切りの、キャップをかぶった男は、絵はなかなかいいし、お話も途中までは悪くなかったけど、空に浮いたあとの転結をセリフとモノローグに頼りすぎて絵で何か説得力を与えるようなものを見せてくれていないのが残念。空に浮くという超常能力がただの小道具になってる感じもするし。なんか惜しいマンガだな。
 
あとそう言えばわたしはあいが最後尾に下がっているのは危険な兆候なんでしょうかね。少なくともあと8話くらいは続くと思うけど。せっかくいい感じにネタマンガとしてこなれつつあるだけに、頑張って欲しいところ。まあ終わっても別にいいんだけど。

福知山線脱線事故に思う

果たして、僕はこのエントリは書くべきでないのかもしれない。結局のところ遠き地でメディアを通して知っただけの事件であり、もちろん明日は我が身であると言ったところで、向こうに済んでいる友人が無事だったと言ったところで、やはり他人事であることには変わらない。つまるところ当事者ではないということだ。そして、あえて事件にコミットするために「当事者」の資格を強弁してまで手に入れようとするのは愚かで欺瞞に満ちた行為だ。それは、他人事である自分への後ろめたさから来る卑怯な振る舞いでしかない。
 
それでも、他人事でしかないことを自覚しつつも、感じたことを言葉にして知らない人の目に触れるところに書きたいと思う自分がここにいる。だから、書こうと思う。
 
 
時がたつにつれて死者の数が増え、様々な原因らしき要素の断片が吐き出されていくニュースを消費していくことへの苛立ち。それは、社会に対しての苛立ちではなく、自分自身もやはりニュースを知ることで消費せざるを得ないことへの苛立ち。これまでも、これからも、たくさんの不幸な事件は起こり続け、それは常に消費されていく。そのことに抗うために、ときには事件から教訓を求め、ときには悪を糾弾するかもしれない。せめてもの関わりを求めて募金などをすることもあるかもしれない。
 
けれど事件は起こり続け、因果などとは無関係に不運な人が不幸な事件に遭い、そのニュースを知っては忘れていくのだろう。とめどなく流れ続ける洪水のような情報の前に人は無力だ。全てを遮断して無関係でいられるほど強靱な精神の持ち主はおらず、何らかの心が揺さぶられる。そして、世界の理不尽さ、人の無力さを思い知らされずにはいられない。そんな理不尽さや無力さから逃れるために、人は正義を叫び、より完全で安全なシステムを求めたりするかもしれない。あるいは、神を持ち出すかもしれない。しかし僕は、正義につきまとううさんくささと暴力性を恐れ、完全で安全なシステムとは信仰に他ならないと考え、神は形を持たず目に見えず、どこかにそっと静かにいてごくごくささやかな御利益とばちを与えるだけの存在だと思っている。
 
だから僕は、この世界は理不尽であり、人は無力であることを自覚し、その苛立ちに耐えようと思う。コミットのできない断絶された場所でメディアからの溢れ続ける情報を否応なく受け続ける中での、身を守るための振る舞いとして。もちろん、ただ耐え続けるのではなく、事件そのものに対して何らかの言葉も発したりするだろう。それでも、その言葉は遠くから発した無力なものでしかないことは忘れないでいようと思う。そして矛盾するようだけれど、無力な言葉であっても、発せられればそこに残り何らかの力を持つことも忘れずに。

三国志大戦プレイ日誌

廃人プレイの結果、一週間を待たずしてICカード1枚使い切り、2代目君主になりました。欲しいカードは全然集まらないものの、逆にそれが腕を磨くことになり、ついに五品に到達。問題はここから先。とりあえずは今のデッキでやるだけやって、腕で補えないほど限界を感じたら根本からデッキ組み直すことになりそう。以下、五品までの道のり。

・級位→十品まで
U夏侯惇を主軸にしてバランスデッキを色々試しつつとりあえずほぼ五分の星で十品に到達する。ここまでは負けてもポイントが減らないので楽だった。
 
・十品悪夢の始まり
今までと同じような感じで勝ち進めると思ったら、十品でいきなり壁にぶち当たる。ものすごい勢いで負けまくり、一時は貯金2から借金16くらいまで落ちる。だが、負け続けるうちに、少しずつデッキの形も見え始め、騎馬の操作技術や全体の運用能力も少しずつ身につき、光が見え始める。
 
・八品までの道のり
U夏侯惇 R周泰 U曹仁 C呂範 C郭皇后というデッキで6連勝し、一気に八品にたどり着く。現在のデッキの原型がここで固まる。
 
・六品までの道のり
八品昇級時にR夏侯惇を入手してU夏侯惇と交換。コストが0.5余るので郭皇后をU司馬懿に変えるなど色々試すが、ほとんど勝てず、結局コスト余らせたまま六品まで上がる。
 
・五品までの道のり
おとといの深夜に六本木ボルテックスに廃人夜ゲーしていたとき、トレードを持ちかけられてSR張春華を放出し、代わりにR徐晃とR徐庶をもらう。ここでU曹仁をR徐晃に交換。あと、途中でようやく増援の法を覚えたので、兵法は増援一本に変える。慣れるまでしばらくかかったが、使いこなせるとなかなかいい感じ。ときどき開幕瞬殺とか喰らうものの、ちょくちょく3連勝を重ねて、無事五品に到達。現在対人成績56勝54敗くらい。デッキがある程度固まったところからで見ればかなりの高勝率。ただ、四品まではきついかも。いい加減U程昱やU典韋も欲しい。

・現在のデッキと自評
R徐晃 コスト2 騎兵 武力7 知力3
R夏侯惇と並ぶツートップ。復活持ちなので開幕混戦では夏侯惇よりこちらをやや積極的に攻めさせる。ただし無理はしない。後半は神速戦法が活躍。
 
R夏侯惇 コスト2 騎兵 武力7 知力7
同じくツートップ。知力が高いので、伏兵が多い相手のときはこいつに踏ませてすぐに城に逃げさせる。隻眼の睨みは郭皇后と効果がかぶるので、必要最小限しか使わない。
 
R周泰 コスト2 槍兵 武力7 知力4
貴重な槍兵の上、柵持ち。まずはこいつが敵の攻撃を受け止めて、そこに両翼から騎馬が突撃を繰り返し、さらに郭皇后の弓もフォローする形が多い。突っ込みすぎてすぐ死ぬことが多いので、
柵を生かした上手な槍操作が今後の課題。あと、全体的に城攻めの攻撃力が低いので、こいつを城門にぶつけられるかが勝敗を大きく左右。城攻めで増援の法を使うことも多い。
 
C呂範 コスト1 歩兵 武力2 知力8
伏兵要員。序盤で押してくるデッキが相手のときは、確実に踏まれる位置に設置する。遅攻型の相手のときはサイドから前へ進んで、火計を狙うこともあり。後半は足止めに活用。
 
C郭皇后 コスト1 弓兵 武力2 知力7
計略コスト4で使える弱体化がとても便利で何気にキーカード。周泰の柵の後ろに陣取って前線を計略範囲におさめつつ、弓でちまちまフォロー。武力2でもけっこうバカにならない。

先週と今週のモーニング

2005 4/14発売 20号
 
アッパーズから移籍新連載のピアノの森は、評判いいのは知っていたけど未完で長期休載で一色まことだから、完結するまで読まずにおいておこうと思って未読だった。で、まるっきり話を知らなかったけど、評判いいだけあってかなり面白い。今までの話を知らないとついて行けないということもなく楽しめた。せっかくだし今までの分の単行本買おうかな。
 
ジパングは潜水艦バトルの予感で、沈黙の艦隊を愛読していた身としてはたまらない。何でかわからないけど、やっぱり潜水艦の戦いだとワクワクしてしまうなあ。
 
ドラゴン桜、受験生なのにハンドボールやってる姿見て落ち込んでいるけど、別に受験生でも遊ぶだろ、それくらい。俺が受験生のときは夏休みにわざわざ施設借りてバレーボールとかやったなあ。まあ、俺は遊んでばっかりだったわけですが。
 
蒼天航路は相変わらず声変わり関羽独壇場。まさかここまで盛大に関羽活躍させるとは思わなんだ。あと、一刀のもとに切り捨てられたとは言えホウトクの見せ場はよかった。それに引き替えこの前の牛金…。
 
 
2005 4/21発売 21号
 
この前3週連続で掲載されたとりぱんが新連載として始まったが、まあ普通に安定。さらっと読める4コママンガが増えても特別嬉しいということはないのだけど、でも普通に楽しめるからまあいいかな。
 
ブラックジャックによろしくはとことん最悪。このシリーズで、統合失調症がどんな病気なのか分かった人はいたんでしょうか。ていうか、結局のところ精神病をダシにして子供じみた稚拙な社会批判(もどき)をしているだけにしか思えない。俗情との結託という言葉がこれほどふさわしいマンガも珍しい。果たしてほんとに結託しているかは知らないけど。
 
カバチタレはこのシリーズ、どこまでもカタルシスのない重苦しい展開なんだが、次週のシリーズ最終話でどう落としどころをつけるのかはかなり気になる。このままカタルシスなく現実的に終わるのか、それとも最後の最後でカタルシスが待っているのか。
 
渇きのセイ、本筋のほうは微妙なサスペンスだが、能條流の演出とかけっこう好きなので、これはこれで味があっていい感じ。でも、展開から見ると終わるの早そうだなー。
 
わたしはあいがだんだんとネタマンガとしていい味出てきた。「この男 そこまで読んでいたのか!!」とかなぜだかわからないけど読んでいて笑いがこみあげる。「なんてスピードだ 次々とコードが入力されていく!!」には声を出して笑った。ぜひこの路線を突き進んで欲しい。
 
 
あと、マガジンで連載が始まった幸村誠のヴィンランドサガは期待に違わずいい感じ。「人間はみんな なにかの奴隷だ」なんていう幸村節も、少年誌ということでくどくならないように軽く流している感じ。幸村節は好きだけど、マンガ家としてより広がりを見せて欲しいから、全体的にエンターテイメント重視な感じの今作品はとても期待が持てる。プラネテスが連載というより読み切り連作だったのに対して、ヴィンランドサガは最初から長編を視野に入れた作品っぽいから、どこまでやれるのか本当に楽しみ。

書くかもしれない話メモ

何か三国志大戦にマジハマりしちゃったせいで更新がトロいです。元々トロいんですが。すいません。書きたい話は色々あるので、以下メモで。まあ僕はメモだけしといて結局書かないことがよくあるんですが。

 

・アメリカのブログにおける実名の話
・社会と個人の二元論って
・噂は続くよどこまでも
・あえて言及しない理性こそ大事
・インターネットから子供を追放せよ
・たけくまさんの本の感想
・「ヒマの過ごし方」はつくづく名曲
・本の値段はもっと高くていい
・信頼というか信仰というか
・マジ廃人化が怖いので三国志大戦引退しました

 

あとモーニングの感想も書かなきゃ。ではおやすみなさい。