ごあいさつに代えて

　古来より、「沈黙は金」と申します。
　この言葉はそのまま「雄弁は銀」と続き、雄弁であることよりも沈黙が勝るという格言でありますが、ちょっと気になったので念のためgoogleで検索して調べたところ、実は本来逆の意味であったとか。へー。しかしまあ、格言とかことわざなんてものは、確かに古人の経験や知恵を伝えてはいるものの、「二度あることは三度ある」と「三度目の正直」のように対照してみると矛盾を孕んでいるものも少なくありません。言ってみれば、「あなたの都合をよくする魔法のコトバ」みたいなものです。これはちょっと言いすぎかもしれませんが、まあ、やや都合のいい論理展開をするための道具として使われることも珍しくないのは多くの人が認めるところではないでしょうか。

　とは言え、使い方を誤るといただけないことになります。誤用しやすいことわざの代表格と言えばやはり「情けは人のためならず」。意味については今さら書くまでもないですが、勇ましい説教系の文章でこのことわざを誤用していた日には目も当てられないのは必定。
　実際に誤用している人がいればちょうどいいと思って検索してみたのですが、残念ながら見つかりませんでした。常日頃から勇ましい檄をネット上で飛ばしているザ・なんとかタワーの人なんかが万が一にもやらかしていたら面白いのにと思ってサイト内検索をかけてみたりもしましたが、そもそもサイト内で「情け」という単語が一件もヒットしないという見事っぷり。さすがケンカ哲学。情け無用のケンカファイターです。ついでに「買春」という単語でもサイト内検索してみましたが、こちらも全く引っかかりませんでした。やはり「沈黙は金」なのでしょうか。

　一体何の話をしようとしたのか忘れてしまいましたが、要するにこんな感じのブログです。たぶん。ちなみに砂上の賃貸というタイトルは、確固たる地盤と言える深い知識を持たずに出来合いの借り物ブログであーだこーだ言うということで命名しました。

雑談場

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